INTERVIEW
NTTコミュニケーションズ株式会社 様
新技術×チームビルディングで発想力とチームコミュニケーションをUP!共創で社会課題を解決するチームへ!
「新技術の体験とチームビルディング」をテーマに、VRチームビルディング研修「Hotel Homicide」をご導入頂いたNTTコミュニケーションズ株式会社の片桐様に導入の背景やその効果についてお伺いさせて頂きました。
- 導入企業様
- NTTコミュニケーションズ株式会社
- 業種
- 情報・通信業
- 参加人数
- 25名
- 導入サービス
- Hotel Homicide
- ご担当者様
- ビジネスソリューション本部 事業推進部 マーケティング部門 担当課長 片桐 麻美様
- インタビュアー
- 株式会社Teamie 代表取締役社長 納土 哲也
Q1VRチームビルディング研修を開催された背景は?
(片桐様)今回導入に至った背景としては、大きく分けて2つあります。
1つは、チームのコミュニケーション向上です。現在はハイブリットワーク(オフィスワーク、在宅ワークのハイブリットで働くこと)で働いているのですが、コロナ禍でリアルで会う機会が少なく、オンラインでそれぞれの打ち合わせをしている状況だったので、横同士のコミュニケーションが育ちづらかったということがありました。
だからこそ、集まってお互いのパーソナリティーを理解しながら、良いコミュニケーションを取って、チームの成果を上げていくことに繋げたいと考えたからです。
2つめは、私たちが所属しているマーケティング部門は、今インタビューして頂いているこの場所OPEN HUB Park(※1)もそうなんですけど、新規のお客様と共創ビジネスを創っていくことを主にしていて、だからこそメンバーに新しい技術トレンドに触れてもらい、そこからの発想力や気づきを増やして欲しいと考えてました。
そのため、新技術×チームビルディングという要素で研修をやりたいと思って、今回のVRチームビルディング研修の企画・実施に至りました。
(納土)そういえば、実際に参加されていた方で、VRを専門にされている方いらっしゃいましたよね?
(片桐様)そうですね。VRを使ったサービスの企画や提案をしているメンバーも参加していましたね。
弊社でもXRソリューション(※2)を展開しているので、VRやARなどを専門にしているメンバーも参加していました。
※1:OPEN HUB Parkとは、
NTTコミュニケーションズ株式会社が主催する社会課題を起点にリアルとバーチャルを横断しながら、持続可能な社会である”Smart World” の実現に取り組む共創コミュニティ。「知る」「つながる」「体験する」「生み出す」の4つの体験を通して、様々な企業とともに、新規ビジネスの創出や社会実装を目指しています。
OPEN HUB ウェブサイト
※2:NTTコミュニケーションズ株式会社のXRソリューション
XRソリューションウェブサイト
Q2VRチームビルディング「Hotel Homicide」の導入の決め手は?
(片桐様)先程お話しした背景もあって、VRや新技術を使ったチームビルディングを探していた時に、(新技術×チームビルディングをテーマとした)チームビルディングを提供している会社が他に見つからなかったのと、おそらく他にはないと思います。(笑)そのため、今回VRチームビルディング「Hotel Homicide」の導入を決めました。
Q3実際に片桐様ご本人も参加されていらっしゃいましたがいかがでしたか?
(片桐様)まず率直にめちゃくちゃ楽しかったです。(笑)
VRがもたらす没入感があって、動き方などのメンバーの特性について新しい発見があったのと、「VRチームビルディングのこの体験って仕事にも当てはまるよね」という学びや気づきも得られて、とても良かったです。
(納土)「メンバーの特性について新しい発見があった」ということなのですが、具体的にどのような場面でそう感じましたか?
(片桐様) 納土さんから「座ってやって下さいね」とアナウンスがあったにも関わらず、立った方がやりやすいと言って、立ち歩きながらプレイするような自分の意思を貫くような人がいたり(笑)、(VRの世界で)自分にしか見えていないものを言語化することがとても上手な人がいて、冷静に状況を見て、他人に状況を伝えるということに長けている人がいたりと、新しい一面を見ることができました。
(片桐様)こういったことは、普段の仕事上での業務、例えばパワーポイントの資料を説明してる様子からだけでは気づかなかったことだと思います。
(納土)まさにチームビルディングの醍醐味である相互理解ですね!メンバーの新しい一面を理解することで、今後の仕事のお願いの仕方が変わってくるという。
Q4導入効果としてどのようなことを感じられていますか?
(片桐様)コミュニケーションの強化に繋がったと感じています。仕事上でのコミュニケーションや困った時に相談するということがしやすくなったという声も実際に上がっていました。
今回の研修のように実際にリアルで会って、1つのゴールに向かってチームで協力して達成するという体験が対面のみならず、オンラインでのコミュニケーションにも良い影響を与えたのだと思います。
また、VRのゲームで、VRゴーグルをつけている人も、情報資料を持っている人も「自分が見ているもの、持っている情報をちゃんと相手に伝えることが重要」だということが全体で共有されたことで、「仕事でも自分しか見えていない、持っていない情報があるかもしれない」という気づきが得られたことがチームのコミュニケーションを高めることに繋がったのだと思います。
(納土)VRゲームで自分が見えているものを相手にわかりやすく伝えるってかなり難しくなかったですか?(笑)
(片桐様)凄く難しかったです。(笑)特に自分しか見えていないVRの世界をチームメンバーに伝えるのはとても苦労しました。。。
(納土)VRゲーム中に難しく感じられていた中で、チームのコミュニケーションの質に変化はありましたか?
(片桐様)初めは、VRゴーグルをつけている人が情報を発信するということがメインだったのですが、進むにつれて他のメンバーが積極的にVRゴーグルをつけているメンバーに質問をするようになりました。それによって問題解決のスピードが上がっていきました。
Q5ご参加頂いた皆様からはどのような感想が上がってましたか?
(片桐様)今回本当に評判が良くて、「純粋に色々な人と交流出来て良かった!」「今後のオンラインでのコミュニケーションもスムーズになると感じた!」「ハイブリットワークの中で(こうやって)対面でのコミュニケーションも取り入れていくことで生産性があがりそう!」という感想もあれば、「VRを初めて体験出来て楽しかった!」「また是非やって欲しい!」という声も上がっていました。
また、「こうやってチームで1つのゴールに向かって協力することの楽しさを感じた」といったチームワークの楽しさを感じて頂けたというのもありました。
そういえば、「お客様向けにこのチームビルディング研修を提供できないか?」という声も上がっていました。(笑)そういった意味でアイデアが広がる機会になったのだと思います。
Q6どのような課題や目的を持った企業におすすめですか?
(片桐様)1番は、組織の目標を達成する上で「人が連携すること」は肝になってくると思うので、そこを高めたい組織やチームですね。
あと、人の入れ替わりが激しい組織は、新しいメンバーが入るタイミングで実施すると短期間で関係構築ができるのでおすすめです。
(納土)まさにチームビルディングによる関係構築は仕事の成果に繋がることも多いと思うのですが、会社単位で研修を実施されている企業がある一方、部門単位やチーム単位で研修を実施されている企業は比較的多くないように感じています。御社の場合、今回のように部門での研修を積極的にされているのは何故ですか?
(片桐様)弊社の場合は、部門予算で育成を行うことを会社として推奨されています。部門によって必要なスキルやチームビルディングなど個別のニーズに合わせて研修を実施できるようになっています。
もちろん階層別研修のように部門や職種関係なく研修を実施することも必要だと思うのですが、実際に仕事で成果を上げていくためには部門やチームとして動いていかないといけないので、部門やチーム単位で研修を実施することもとても重要だと感じています。
また、真面目な研修もあると思うのですが、それだけだと横同士で気軽で話したりすることが難しくなってしまうため、コミュニケーションを強化するという目的からすると、知識や経験の差があまり出ない今回のようなチームビルディングを行うのも効果的だと思います。
Q7最後に、貴社の今後のXRソリューションの展望についてお伺いさせて下さい。
(片桐様)現在は、医療系やエンタメ系などいくつかの軸でXRソリューションを展開しています。
例えば、小売業界や流通業界では、メタバースの空間でショッピングができるコンテンツ(※3)を提供したり、情報インフラではVRを使った遠隔教育や遠隔保守などができるサービスを提供しています。
※3:複数人が同時接続可能な多階層VR空間と2Dビデオによる通話昨日を活用した販促ツール
「多階層VR空間ABAL®システム」
今後も産業特有の課題である技術の伝承や、社会の共通課題である労働力不足などをXRの分野で解決していきたいと思っています。
(納土)XRの技術によって、多くの社会課題を解決できる可能性があるので、楽しみですね!本日はインタビューにご協力頂き、ありがとうございました。
OPEN HUB Park エントランスにて